「万延元年遣米使節子孫の会」第8回総会・講演会・懇親会の開催

  • 開催日:5月18日(土)14時-19時
  • 開催場所:東京大学伊藤国際学術研究センターB1 ギャラリー1(総会・講演会)

1)総会

  • 【時間】14時~15時30分
    会員合計32名出席
  • 【議事】
    1. 塚原専務理事より
      本日の出席者29名、委任状出席者14名の合計43名で会員数70名の過半数を頂いており、当会定款第17条を満たしており総会が成立している事を報告し、村垣理事長が議 長席に着き議事が開始された。本日のご案内状では牧野昭一様の講演を予定しておりましたが、生憎ご本人が体調を崩されており、本日欠席となりました。そこで本日は東京大学史料編纂所の横山伊徳教授から、昨年10月から11月にワシントンDCでNARA訪問の詳しいお話しを頂戴する事に変更しました事ご了承お願い申し上げます。
    2. 2018年度活動報告及び会計報告(塚原専務理事より)
    3. ハワイ研修ツアー報告(宮原理事より報告)
      宮原理事から初めに昨年11月のワシントンDCでの徳川家茂公からブキャナン大統領への国書閲覧調査の報告がありました。 その後、「ハワイ研修ツアー」の詳しい報告が行われました。 今回18名のツアー参加者に現地で日高様のお嬢様ご夫妻と名村五八郎のご子孫に合流頂き、歓迎レセプション、「元年者」(日本から初めての移民)150年を記念する石碑建立の行事に参加、州知事及び上院議会と下院議会からは「1860年に訪問した日本の使節団の子孫の訪問」として認定書を発行して頂き、村垣孝会長が議会で演説を行いました。 州庁舎では、ハワイ公文書館による遣米使節の遺した署名などの貴重な文書や日本から持参した資料の展示が行われました。(当会からも資料を提供・寄贈しました)カメハメハ王の傍系ご子孫とも面会することが出来ました。
    4. 村垣理事長による総括
      当会の2010年からの歩みに対する経緯の紹介があり、現在の会員数は70名であり、当面の目標100名には届いていないが、当会の理念に沿った活動は出来ている。来年には活動10年の記念行事(ハワイ研修旅行、パネルディスカッション、米国のお世話になった幹部のご子孫を日本にお呼びする、遣米使節の意義のプレゼンテーション用資料作成、当会の旗作製、船上パーティー他)を考えているが、皆様より良いご提案があれば申し出て下さい。
      自分自身の件であるが、昨年10月に体調を崩した事もあり、今回相談役に退く決意をしました。後任には塚原専務理事にお願いする事で内諾を得ております。
      以上を以て総会の議事は終了致しました。

2)講演会

  • 【時間】15時45分~16時45分
  • 【講師】横山伊徳 東京大学 史料編纂所 教授
  • 【演目】「万延遣米使節ゆかりの品々から見えるもの華盛頓の文書はかたる」
  • 【出席者】出席者39名

2018年10月30日~11月1日に米国ワシントンDCを訪問し、国立公文書館(NARA)、スミソニアン博物館を訪問し、非公開品の閲覧調査から見える事を分析し、55枚のパワーポイントで解説を頂いた。

  • 日本から何を贈り物にしたのか。
  • 徳川家茂公からの国書はどうやって創られたのか。
  • 批准書は米国に保管されているもの、日本の外務省が保管しているものがある。
  • 批准書箱はどの様な仕様になっているのか。

などを詳しく解説頂きました。

3)懇親会

  • 【時間】17時~19時
  • 【場所】「カフェ・ボンアート」
  • 【出席者】出席者34名

例年通り、柳原三佳氏が進行役を務め、村垣理事長の開会の言葉で懇親会が開会された。 安池尋幸先生からのご挨拶、重田麻紀先生のご挨拶があり、村垣正澄御長老が乾杯の音頭を取られた。懇談の後、この会の初参加の方の紹介が行われた。
咸臨丸子孫の会藤本増夫会長のご挨拶を頂戴した。
予定通り19時に塚原専務理事からの閉会宣言でお開きとなりました。