はじめに

1860年、江戸幕府は日米修好通商条約批准書交換の為、公式外交使節である万 延元年遣米使節団を派遣しました。ワシントンのアメリカ国立公文書館(NARA)には、使節がブキャナン大統領に手渡した徳川家茂からの親書(国書)が保存されています。 この国書は1954年以後閲覧禁止になっておりますが、米国日系退役軍人協会 元理事のテリー嶋氏にお願いし、米国下院議員(Chri Van Hollen) 様より NARA に 嘆願書を出していただき、閲覧が特別許可されました。 国書、条約批准書の他、今回は家茂から大統領への贈進品についても現物調査する機会を得られました。ここに2018年10月31日から11月2日に、スミソニアンサポートセンター、米国国立公文書館ワシントン DC 本館(NARA Archives Ⅰ)、メリーランド館(NARA Archives Ⅱ) において、万延元年遣米使節子孫の会によって実施された国書等の調査を報告します。
当会調査メンバーの他、徳川宗家十九代・徳川家広様、東京大学史料編纂所・ 横山伊徳名誉教授、国立歴史民俗博物館・福岡万里子准教授、大阪市立大学・彭 浩准教授の三名の研究者の方々にご一緒頂きました。深く感謝申し上げます。
尚今回の調査に関して、2021年3月、『国立歴史民俗博物館研究報告』228 集に於いて、横山伊徳名誉教授による「米国国立公文書館所蔵万延元年遣米使節関係文書について」と福岡万里子准教授による「スミソニアン研究機構所蔵の幕末日本関係コレクション」が発表されました。

横山伊徳氏の英文研究報告はこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/research/list/joint/2016/pdf/eastasia01.pdf

訪問先

10 月 31 日スミソニアン博物館サポートセンター
11 月 1 日米国国立公文書館(NARA at Washington DC)
ワシントン米国海軍(NAVY YARD)
11 月 2 日米国国立公文書館(NARA College Park)
日本大使館公邸
ウイラードホテル オキシデンタルグリル

参加者

  • 徳川宗家十九代徳川家広様ご夫妻
  • 横山伊徳先生(東京大学歴史編纂所教授)
  • 福岡万里子先生(国立歴史民俗博物館准教授)
  • 彭浩先生(大阪市立大学准教授)
  • 万延元年遣米使節子孫の会会員 村垣孝理事長、宮原万里子理事、宮原透

詳細は、それぞれの日にちをクリックしてください。